ひさしぶりにアラをいただきました。今回のメインはカジカです。
今シーズンはこれが最後とのこと……切ないですね。
大釜でぐつぐつ煮込みます。大鍋、重宝してます。
一時間後、イイ感じに煮えてきました。煮えたかどーだか食べてみよー ムシャ、ムシャ、ムシャ
汁を切って、
エサに投入! この量で70㎏あって3日分です。
小麦・ホタテ貝の貝殻・米ぬか・魚粕に、残った煮汁を少し混ぜ、ホカホカのもみがら発酵飼料を足して、一晩寝かします。このところ激寒ですがうまく行けばホカホカになります。
去年は量が少なかったので、材料を混ぜてお湯足して密閉しておけば、うまいこと毎回発酵ホカホカだったんですが、今年はよく失敗します。
大きな攪拌機を使うことになり、保温がうまく行かずホカホカにならないこともしばしば…。
炊いたアラを混ぜないときはその分魚粕(鰹節かふりかけの親玉みたいなもの)で代用しますが、お湯を混ぜたぐらいではなかなか発酵しません。
でも事前にもみがら+米ぬか+腐葉土だけを別に発酵させてあり、それを最後に混ぜてるので「発酵飼料を食わせる」という最低基準はクリアなんですが、できれば全量発酵したものを寒い朝に食わせてやりたいものです。粒の硬い小麦の消化もよくなりそうですし。
このあたりはまだまだスキル不足、試行錯誤中です。
ps
この子も今日巣立っていきました…
かわいがられますように
今朝はしばれました。
鳴き声が聞こえず静かだと凍死してないかとしんぱいになります。
さいきん調子よく発酵してホカホカです。
もみがら・腐葉土・米ぬか・お湯を混ぜてバッチリです。
一番おさない栗子も元気に食ってます。
最近追加した産卵箱(下)
メスは猛烈に食べますがオスは超然としてますね。
春子部屋はマイナス10℃。
秋子もワシワシ食ってます。
たまご抱いてるアホタレもいますが(「近寄らないでよ!」と怒ってます)
そして夏子鶏舎。
マイナス13℃ 今年一番の寒さです。
なぜなら北面(右)しかビニールをまだ張ってません。西側(奥)は雪が吹き込んでます。
南面もすーすーしてます。左隅に見えてるのはヨッシーヨッシーヨッシー小屋。
さすがに閉めた方がいいかな…
例年よりかなり遅く積もりました。奇しくも今日は「大雪(タイセツ)」でした。いよいよ来るものが来たって感じです。
It snowed and covered.
夏の小屋をのぞいてみましょう。
The summer barn.
もりもり食べてます。卵を産むようになってから、いっそう食欲が増しました。
They eat much. After starting to lay eggs, they eat more.
このごろは、1日に30個ちかく産むようになりました。メスが32羽いますから、約9割の子は産んでいることになります。朝7時にエサをやりに行くと、巣箱の中はもうどっさり。嬉しいひとときです。
Layed 30 eggs a day. 32 hens lay 30 eggs. Every morning 7 o'clock, I go into barn, already many eggs have been in the box. I feel happy.
ところで気温ですが……寒いです。
It is cold.
かろうじてプラスの2度。午後3時、もう夕暮れ時です。
2 deg. on 3 o'clock p.m.
ニワトリは寒さにはかなり強い動物で、この0度くらいが適温とも言いますが、それでも今後のことを考えるといろいろ手を打っておくに越したことはありません。
Chickens stand a hard winter, but I would rather prepare against it.
床を掃除して鶏糞とぬかを混ぜておいたのが11月16日。
I cleaned ground and mixed droppings on 16th Nov.
あれから、もう3週間たっていますが、地面の中で発酵は続いていました。
After 3 weeks, under ground it is still fermenting.
17度。指を突っ込むとほんのりあたたかいくらいです。自然の床暖房というわけです。
17 deg. It is warm on my finger. Natural floor heating.
続いて秋の小屋に行きましょう。
Autmn barn.
気温は1度。向こうよりちょっと寒めです。こっちの子は警戒心が強くて、いつもじっとこっちを見ています。
1 deg. It is colder than that barn. Babys live in here have much wariness and are staring me every time.
好き嫌いせずよく食べるんですけどね。カボチャは生のままでも穴を穿ちます。
But they eat every feed without likes and dislikes. Rare pumpkins are drilled.
さて地面の温度は…
Temparature in the ground ...
22度、イイ感じです。床づくりをしたのが12月3日でした。
これを維持したいものですね。
これからマイナス20度まで行くとして、この子たちに無事に春を迎えさせるのが当面の課題です。
22 deg. It is good. I mixed on 3rd Dec. It is my work to protect the chickens against minus 20 deg. until next spring.
P.S. エサの発酵も順調ですよ。46度でホカホカの朝ご飯を毎日やってます。
P.S. Feed works good. 46 deg. Warm breakfast every day.
だいぶん前の話になりますが、市民大学という公開講座に行ってきました。
(平成22年8月3日 網走市民大学講座)
東京農業大学名誉教授・小泉武夫さんの講座です。
タイトルは「世界の発酵食品と人類の知恵」。
エサを自家配合して発酵させ、毎日トリさんにやっている者としては、「発酵」は最重要キーワードの一つなのであります。
なぜわざわざ発酵させたエサを与えるのか?
その意味を、自分でしっかりとわかっておきたくて参加しました。
以下、講座のまとめ、というか興味深い話です。
もちろん文責はブログ管理人にあり勘違い・聞き間違いがあるかも知れませんのでご容赦を。
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発酵食品の四つの特長
〔特長1 腐らない〕
① 納豆菌が病原性大腸菌とたたかったら百戦百勝する
② 納豆は腐らない(賞味期限切れの白い粒はアミノ酸のチロシン)
③ 新宮市の東宝茶屋は30年前のサンマのなれずしを売っている(乳酸発酵)
④ 発酵させず保存するには、乾燥させる、塩漬けにする(腐敗菌は塩に弱い)、いぶす、笹・柿・フキの葉に包む(抗菌生物がいる)
※ 納豆菌は耐熱胞子になるため、熱湯に入れても死なない
〔特長2 栄養が高まる〕
① 煮豆を納豆にするとビタミン、アミノ酸が増える(B2が10~30倍になる)
② 甘酒は点滴代わりになる(糖分とビタミン・必須アミノ酸が大量に入っている)
③ 毎日みそ汁を飲むと、ガンになりにくい
〔特長3 風味がある(くさい)〕
① 人間は本能的に腐敗と発酵を見分けることが出来る
〔特長4 有用微生物を生きたまま体内に取り込める〕
① ぬか1グラムに乳酸菌が3億匹いる
② 猛毒のフグ卵巣もぬか漬けにすると乳酸菌が解毒してくれる(石川県の郷土食)
〔その他〕
① 菌には悪玉と善玉がいる(悪玉菌=腐敗菌、病原菌 善玉菌=発酵菌)
② 肥沃な土スプーン1杯(1グラム)には、32億の菌がいる
③ 抗生物質も微生物がつくった
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納豆、みそ、しょうゆ、漬け物、そしてお酒。
日本人でよかったなあと思います。
その発酵のパワーを生かして、トリさんたちも健康に育てていきたいものです。
まだまだ勉強です。
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