カテゴリー「自転車」の記事

2020年7月 2日 (木)

雨の合間に

蝦夷梅雨の合間に直売開始です。

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今年は趣向を変えてテントを立ててみました。

雨のなかでしたがお客様に恵まれました。

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晴れ間を狙って。

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開拓記念碑。紀元二千六百一年記念。

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なかなかのパワースポットです。

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最後は今年一回目の天都山。

観光地ですが疎です。

2020年6月14日 (日)

常呂川下り

 今回も自転車ブログです。ちょっとだけ鶏が出てきます。

 こんどは早起きした。朝4時。夏至が間近いので朝が早い。
 鶏に朝ごはんをやってタマゴを拾って、あとはkinnにお願いして、自転車で網走駅に向かったのが5時半ちょっと前。

 駅から始発が出るのがちょうど1時間後で、前回は自宅から乗車まで1時間を少し超えていたから(ただし呼人駅乗車)、乗り遅れたりしないだろうか緊張しながらのスタートだった。サイクリングロードを使わずに国道を突っ走った。追い越す車はほとんどなくて、やや曇り空の下、快調な滑り出し。

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 結果、発車の10分前には乗り込めて一安心。売店はまだやっていない。自販機で水を買う。6:22出発。急に寒くなって眠くなって腹がすく。朝はコーヒーしか飲んでない。

 女満別駅、美幌駅とジャージの高校生の群れが次々乗り込んでくる。列車は3両編成で、自分は最後尾の車両に乗っているのだが、見ていると遠くの先頭車両にみんな列を作って乗り込んでくる。遠足ではなさそうだし、何かの校則かなあと思っていたが、止まる駅止まる駅近くのドアが開かなくて、「ああ、これがワンマン運転なんだ」と急にひらめいた。運転手が乗っている先頭車両のドアしか開かないのは、1両編成でも3両編成でも同じなのだ。ボックス席に輪行バッグごと持ち込んでいたのがいたたまれなくなって、長椅子席に移動した。若者たちは柏葉、北見、西北見、東相内とそれぞれの高校の駅で下車していった。

 もうがらんとした3両編成が留辺蘂駅に滑り込み、そこで降りた。わりと大きな駅だが例によって無人駅で、広いホールのいい場所に地元の高校生が作った「福祉マップ」が展示されていた。地元の高校生がんばってます。駅前で自転車を組み立て、ちょっと行ったセイコマートで朝食を調達。今回はちゃんと持っていきます。

 留辺蘂は林業のさかんな町で、木をぜいたくに使ったハイカラな留辺蘂小学校を見ながら街中を抜ける。留辺蘂は何度も車で通過してきたが、自転車で生活道路をゆっくり行くのは新鮮だった。まだ8時半。

 今回の自転車旅のテーマは「常呂川下り」。配達で毎週のように常呂川河口の常呂町を回り、常呂川沿いに上流の北見まで通っているので、列車で行ける一番遠い常呂川上流から河口まで下ってみようと思ったわけです。峠越えはつらかったので、下り坂を行くならそれほど疲れないだろうと思ったのが当たりでした。常呂川本流はほんとうは置戸町から流れてくるのだけれど、池北線もふるさと銀河線もとうに廃線なので、支流の無加川上流ということで留辺蘂駅発となりました。

 まずは坂を上って2駅先の金華駅。むかしJRのイベントで網走・金華の往復特別列車に乗って来たことがあって、あのときもずいぶん辺鄙な駅だなと思ったが、今回来てみて完全に廃駅となったようでさらに本格的にさびれていた。

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 駅前には「地鶏たまご・無添加・有精卵」の看板があって驚いた。いい場所にあるのになあ。

 「押し潰る鳥舎にコデマリまるく咲く」

 さらに砂利の山道を登る。クマにおびえながら20分、今度からはクマ鈴を付けようと走っていくと、立木の向こうに青い屋根の二つの真っ黒な穴を見つけた。常紋トンネル。ゲートがあって近くには行けなかった。駅から300mで慰霊碑があると表示があったが見つからなかった。

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 無加川べりで買ってきた朝ごはん。

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 町はずれの温泉宿。ずっと気になっていた。まだ走りはじめなのに道草。お湯はぬるめで、昭和っぽい内装とタイルが割とよかった。こんなひなびた旅館でもフロントにビニールシートが垂らされていた。

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 そこからは視界が開け北見盆地が始まり、ひたすら平坦で幅広の国道を走って気持ちよかった。
 じきに飽きたので相内で南に山越え。丘の上に北見モイワスポーツワールド。6月の週末だというのに、パークゴルフとテニスコートにまばらに人がいるだけで、無人の芝生が無残だった。朝の高校生を思い出す。

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 訓子府川に沿って下る。田舎道でのんびり。いい天気でポーっと走ってるとプッと後ろの車に鳴らされる。
 さらに南に丘を越えて常呂川へ。このあたりは北から無加川、訓子府川、常呂川と並んで流れていて、もうすこし下流で合流している。そこにできた町が北見のようです。
 丘の上には広郷浄水場。古墳かモスクみたいだ。

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 常呂川はさすが広かった。

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常呂川。

「アイヌ語の「ト・コロ・ペッ」(沼・を持つ・川)と解されるが、常呂川がライトコロと呼ぶ支流が本流でサロマ湖とつながっていたことに由来すると言われる。」

何度読んでも意味が分かりません。

 下っていくと、合流地点にある中の島公園。北大植物園にあるような巨大な木が何本も生えている。中洲なので土地の利用のしようがなくて原生の樹齢の古い木が残ったということだろうか。橋は通行不能で来た道を戻る。この辺に住んでいた15年以上前から壊れていた気がするけど修理する気はないようですね。

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 まちなかで昼食。

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 河川敷の公園はにぎやかだった。川べりのマイホームでは休日の家庭菜園を楽しむ家族。 樋門について学んでます。ふだんは開いていて小川の水が流れ込むが、大雨で本流が増水すると閉じて街を守るんだって。

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 じきに舗装がなくなって砂利のガタガタ道。しばらく走って、パンクが心配なので国道を走ることにする。
 国道は車がすごいスピードで通るたびに風と砂塵がワッときて、なかなかの苦行。
 端野のはずれで常呂川は山にぶつかり北上する。いつも配達で通っている道は西岸で交通量も激しい。地図を見ると東側に道があるようなので恐る恐る玉ねぎ畑の中を行く。舗装がなくなり、砂利道のわだちを残して草が生えてきて、引き返すのは嫌だなあと走っていくと、舗装道路に出てホッとした。切り通しを抜けると広々と畑が広がっていて家も見えて別世界。桃源郷ってこんなんだろうなと思う。秋まき小麦はもう出穂している。雪解けが3月だから、3か月で実を着けるなんてうちのヒヨコみたいだ。どれだけ肥料が必要なんだろう。

 いつもは見られない東岸の景色を味わうのも束の間で道は橋に続き、ざんねん西岸に戻される。
 クマが出たという地区を抜ける。

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車がビュンビュン走ってるので妙に安心感。
 崖の崩れた跡があって赤い土があらわになっている。むかし養鶏の先輩が常呂に赤土があって分析したら鉄分を含んでおりニワトリのミネラル補給に良いと聞いたことがある。バス停は「鉄山」とあってびっくり。この赤土は中の島公園にもあった。地層的に常呂川のあたりは南北に何本も異なる地層が並んでいると読んだ記憶がある。
 地区に店舗はなく、自販機で今日4本目の水を買い、走っていくと橋らしきものが見えた。地図にはない橋を渡ってまた東岸へ。見ている地図は20万分の1なのであてにならないわけです。

 川べりの地図に聞いたことがない小学校が載っており行くと確かにあった。もう廃校で高齢者交流センターに衣替えしており、追い越してきた軽トラからおじいさんが下りてきて前の花壇の草取りを始めている。屋根が丸くていい感じなのでカメラをパチリ。中はどんなになっているんだろう、教室は二つくらいかなあと思いながらのぞき込んだりして、満足して去り際に花壇のおじいさんに「どうもこんにちは~」と頭を下げると、相手も頭を下げながら厳しい目をしていた。向こうにしてみれば、なんだかよくわからないやつがやってきて大事にしている建物を勝手にパチパチ撮っているのは、気分のいいものではなかっただろう。せめて最初に挨拶して許可をとるべきだったなあと反省。旅をしていると好意的に声をかけてくれる人はいるが、旅人は根本的にはよそ者と思われても仕方ないわけで、気を付けないとなりませんね。

 また橋があり西岸へ。あとはずっといつもの配達の道。堤防がどんどん高くなってきて、あふれてこないよう工事をしているようだ。道も傾斜がなくなってきて、向かい風も吹いて漕ぐのがつらくなる。
 ようやく町に出て、去年の春、あたらしく自転車が来てよろこんで走ってこの街中を走ったのを思い出しながら、ゴールのオホーツク海へ。輪行をするようになって行動範囲が広がって良かった。
 えんえん流れ蛇行してきた川はあっけなく海とつながっていた。河口直前ではためらうように蛇行するのは網走川でも同じ。
 これにて一巻の終わりです。

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 kinnにまた迎えに来てもらって帰路に就く。
 川下りなので厳しい上り坂はなかったがさすがに翌日は疲労がたまっている。地図を見ると、9時間かけて100キロメートル走破したみたいです。

2020年5月31日 (日)

アタック美幌峠

5月30日(土)、自転車を手に入れてからずっと行きたいと思っていた美幌峠を目指します。

今回は鶏も犬も出てきませんあしからず。

 

◆網走平和~呼人

朝9時、遅めの出発。
天気は最高。今日は30度まで行くらしい。
今週で緊急事態宣言が全面解除ということで自粛ムードも和らいだようなので、ひさしぶりのJR輪行です。
高温のせいか、虫が元気よく飛んでいてどんどん前面に付く。柳ジョ(上が如、下が糸)も舞っている。
遅く出たのでせかせか急ぐ。
いつもは網走駅に向かうのだが気分を変えて呼人駅乗り込みとしてみる。

 

◆呼人~美幌
9:50呼人駅着。
今年初めての解体だが13分でできた。
時間が空く。駅前には売店どころか自販機すらない。
つつじの赤紫色がどっさり咲いている。

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10:26分汽車がきた。
マスクを忘れたので頭に巻いていたタオルを銀行強盗みたいに鼻と口を覆って。。
車内は高校生風の若者が一人と、おばあさんが二人。空いてます。

 

10:50美幌着。
自販機でジュースを買ってがぶ飲み。すぐ某所で水をくむ。
組み立てていると、同乗のおばあさんに声をかけられる。
「自転車旅行ですか、いいですね」
話の流れで出身地居住地職業まで白状してしまった。ホントはこの町にも配達してます。

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◆美幌~美幌峠(本日のメインエベント)
11:20、まだ午前の清澄な青空の下、出発。
白樺並木をゆく。
美幌峠までは29キロ。
行程の3分の2まではほぼなだらかな道のりで鼻歌交じりに漕いでいた。

 

「新宮林道」の分岐から傾斜がきつくなる。
きつい坂道がまっすぐずっと続いており気持ちを削いでくる。

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行く手にのぼりが立っていて、「ソフトクリームかな?」近づくと「アスパラガス」。

 

例の美幌のおばあさん、
「何段ですか? 18段なら、峠もだいじょうぶですね」
て言ってたけど、つらいです。

 

ギアの軽さと車重の軽さでペダルを漕ぐ足にはあまり負担はかかっていないのだが、サドルにまたがっている尻と股が痛い。
婦人用自転車と違って今乗っている自転車はハンドルとサドルが同じ高さにあって、だから比較的前傾姿勢をとって長距離でも負担がかからないように設計されているが、上り坂だと後傾姿勢となり、負担が尻と腰にくる。サドルがソファーだったらと思う。
着替えとか輪行バッグしか入れないで極力軽くした背中のリュックサックも重く感じて、ハンドルに縛り付けて少し楽になった。

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高校時代の部活動の辛かった練習メニューを思い出す。
体がもう辛くて逃げ出したいのだけれど逃げ場がない。
戻る場所などはなく進むしかないのだ。
朝食べた食パン二枚がとっくに腹の中から消えていて、空腹と渇きが一層体力を削る。

美幌の売店で甘納豆でも買っておけばと思ったがもう遅い。
何度も自転車を投げ出ししゃがみ込む。
スタンドが付いていないし縁石もないから自転車は横倒し。
余計に情けなくなる。
道ばたにしゃがむ私の横をブンブン追い抜く車たち。
その人目も気になるが余裕もない。
峠越えは結局2時間25分かかったのだけれど、行程のラスト3分の1で半分以上の時間がかかっていた。時速7キロといったところか。

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あのカーブを超えたら、あの見慣れた美幌峠の道の駅の建物が見えてくるはずだ、踏ん張ってたどり着くとやっぱり坂道がまだ続いていて泣きそうになる。
青看板が見えてきて、道の駅の入り口のサインだと思って近づくと「あと2キロ」と望みを砕く。
自転車を買った昨年は網走~端野線の峠も、網走市最高点の天都山も難なく行けたので甘く見ていた。30年前の杵柄は、やはり51歳にはもう無理なのかと悔しさをかみしめてとうとう自転車を押してとぼとぼと歩いたりもした。負けた感じがした。
エイヤと奮起してペダルをぐりぐり漕いでもすぐたまらなくなりまた車を投げ出す。
13:45、何度もゼロになるHPを休み休み回復してようやく峠に着いた。

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峠の道の駅は車やバイクの客で混んでいた。
以前に自粛期間中お忍びで立ち寄った時には閑散としていて悲惨な雰囲気だったので、良かったなあと思う。「密」ですが。
手を洗い、イモダンゴと醤油ラーメンを注文、坂道の間ずっと頭の中で想像していたメニューである。カツカレーの追加はやめた。
セルフサービスの水を何度もコップにくみに行く。

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◆美幌峠~和琴半島
この時点で14:20、帰りは川湯温泉15:48発の便を予定していたが無理そうで、1本遅らせてゆっくり行くことにするが後にツケが残ることになる。
ご褒美の、屈斜路カルデラ崖下りダウンヒル。
ブレーキをかけかけ、視界いっぱいに広がる屈斜路湖と中の島をあじわいながら下る。
以前に三国峠まで車で運んでもらって、タウシュベツ橋梁経由で糠平温泉郷まで下ったことがあるけれど、やはりありがたみが違いますね。

 

15:00、温泉に入りたくて和琴半島に立ち寄る。
むかしカヌー遊びで来たところ。養鶏を始めた年で、あれから10年としみじみ。
浜辺の湖水は同じように澄んでいて、静かで。
夕日の照り返しがもうまぶしい。
水際で家族連れが水遊びに興じている。
みんな自粛解禁を謳歌しているようだ。
砂浜のキャンプ場はまた訪れてみたいところ。
スキンヘッドのお兄さんに自転車に興味を持たれて「17インチ?」いろいろ聞かれる。
「アラヤは国産だけどまあポンプがいつの間にか外れるし泥よけの取り付け方がありえないしまあ値段そこそこですね」と言いたかったがやめた。
キャンプ場そばの露天風呂は人目が多いのでキャンセルして、お兄さんに教えてもらった湖岸っぷちをずっと行った先の共同浴場に行ってみる。
山道を少し行くと廃屋然とした小屋があり、そうっと窓からのぞくと確かに湯船がある。
やっぱり混浴かな、困ったなと思いながらノックをして中に入る。
誰もいない。わざわざここまで足を運ぶ変わり者はそういないらしい。
脱衣所は地元ボランティアの人がちゃんと管理してくれていて砂も埃もなくて気持ちよく利用できた。

ありがとうございます。
いざ湯殿へ。
最悪を想定して貴重品のウエストバッグとシャツ、ズボンだけは持ち込む。
身ぐるみもって行かれては泣くに泣けない。
湯は熱すぎて足を2秒とつけていられない。
やけどしない、タンパク質が変性しないぎりぎりの温度だ。
脱衣所に戻ってみて水温の下げ方を読んでみたけど分からない。
土のうを積んで排水調整とか書いてるけど、外にあるのか? 
もう脱いでます。

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つかるのをあきらめてかぶり湯もできず、桶にくんでタオルに浸して清拭するにとどめた。
それでも熱い湯で洗い流すと生き返った。
湯は直下から沸いてくるそうだけど、地球の熱を実感。地球は生きてます。スノーボールアースがまた来てもへいきです。

 

けっきょく同浴の客は入ってこず、心静かに入浴を終えた。
小屋から湖へ湯が流れ出していたが、ゆでエビが何匹も浮いていた。

 

◆和琴半島~弟子屈
15:45発、和琴を出てあとは、平坦な道を疲れた体でひたすら消化コース。
弟子屈という場所は畑作が盛んで、山の北向こう、オホーツクと変わらない風景が広がる。気候も近いのだろう。南を下ると太平洋からの海霧が広がって農業が成立せず湿原と牧場ばかりのもの寂しい風景になる。畑で物がとれるのはいいことだ。
地図で見ると美留和駅のほうがやや短距離だが道が分からず、弟子屈駅まで出る。
町はわりと大きくて入り組んでいて、駅に着けるか心配した。

 

16:45、弟子屈駅改め摩周駅着。
17歳の夏に初めて輪行で来て降りた駅。意気揚々と出発したのを思い出す。
走りながらカメラを撮ろうとして落とした拍子にあわてて前ブレーキをぎゅっと握ってしまい、前輪急制動のジャックナイフをしてしまい、サドルから前へ滑り落ちた尻(股下)がフレームにしこたま打ち付けた。尾てい骨あたりが今も痛い。

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駅の売店でシャッターを下ろしているところを食い止めてラムネとお茶を売ってもらう。もう何本飲んだだろう。5本に、このあと1本と、缶ジュース300ミリ1本と、食堂での水のがぶ飲みと。
駅前のコンクリートの上に無数の赤い虫がうごめいているのにビビリながら解体。
無料の足湯があった。
靴下を脱いで入ると例によって熱泉である。過剰に接待されている感じがする。

 

◆弟子屈~帰宅
17:22摩周発。
車内はやっぱり空いていた。
川湯温泉を越え、弟子屈湖カルデラ外輪山山脈を越えオホーツクへ。
汽車に乗るとあっけなく帰ってこれる。

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知床斜里駅で20分近く待ち合わせの停車。単線だから上りと下りの汽車は駅で行き違えるようお互いを待つというわけです。
どきどきしながら無人の改札を出て、ホテルの前を過ぎ、信号を渡ってセイコマートにカツ丼を買いに。

「置いて行かれるかもしれない」という緊張感の途中下車は「銀河鉄道999」みたいで楽しい。

乗客が少ないため駅弁がもう売っていなくて、コンビニ弁当を座席でひらくのも平成令和の汽車旅だろうか。
行く手はオホーツク海に夕日が沈みかけていて、19:44網走駅下車後が思いやられる。
網走駅から自宅までは自転車で1時間近く、帰りの便を1本遅らせたせいでもう真っ暗で、車にあおられながら街灯のない国道を行くか、野獣の出現を恐れながらサイクリングロードを行くか、知床で自転車で走ってる横の崖を成獣の少し手前ぐらいのヒグマが驚いて駆け上っていくのを通り過ぎ、母グマの襲撃を想像して全力で離脱したこともあり、悩んだ挙げ句、kinnに車で救援に来てもらえることになり、ホッとしてこの旅は一巻の終わりと相成りましてございます。長文お疲れ様でした。

2019年7月19日 (金)

塩狩峠

自然養鶏会の交流会が士別市の朝日町で開かれるので、今回は自転車で参加しました。

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網走駅から上川駅までは輪行です。30年ぶりです。

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上川駅で組み立てて出発。

道道101号下川愛別線を走ります。

※ 北海道道101号下川愛別線 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E9%81%93101%E5%8F%B7%E4%B8%8B%E5%B7%9D%E6%84%9B%E5%88%A5%E7%B7%9A

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於鬼頭峠。

クマが出てきそうな場所で停まって休みたいのですががんばりました。

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岩尾内湖。人造湖です。

この下の集落は、昨年のブラックアウトでも当地の水力発電所のおかげで送電を受け続けていたとのこと。うらやましい。

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目的地到着、お酒の買い出しに店に寄ったら横にバイクがブルンと停まって、先輩の養鶏家さんでした。

毎日365日ニワトリと向き合う日々なので、彼女達から解放される年に一度の交流会をみんなそれなりにエンジョイしてます。

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夜は二日酔いにならぬよう注意深く過ごして翌日。

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上士別町の養鶏場を4年ぶりに見学。

農園主のSさんは私とほぼ同時期の養鶏会入会なのですが、私よりもずっときれいな羽でニワトリを飼ってます。

飼育密度の低減による飼育環境の改善を目下の方針でやってますが、坪10羽でもいいニワトリが飼えてるんですね。

うちも、エサの内容をまだまだ改善できそうです。

※ 前回 http://peacetamago.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/post-6af5.html

道は遠く、いよいよ高いですがやりがいはありますね。

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帰りは和寒経由で塩狩峠へ。

三浦綾子記念館でひさしぶりに『塩狩峠』最終章を読みました。

この作者さんの作品は、高校生当時、国鉄で道内を旅していた頃にむさぼるように読んでいました。

なつかしいですね。

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旭川から輪行で午後9時前に網走駅到着。kinnに迎えに来てもらいました。

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二日後になぜか塩狩峠をまた越えて剣淵に来てます。

2019年7月17日 (水)

神の水

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車に自転車を載せて「カムイワッカの滝」に行ってきました。

人生初かもしれません。

生ぬるいお湯が岩肌を流れていて、湯気が立っていてずいぶんと不思議な風景でした。

上流に登っていけばアツアツの滝壺もあるそうですが、今は進入禁止とのことです。

「環境省」の職員さんが二人、巡回していました。世界遺産になってお仕事も増えたんでしょうね。

むかし大阪に住んでいた学生時代は、知床は地の果てのイメージが強かったんですが、わりと気軽にいける距離に今はすんでいて有り難い限りです。

ただ、やってくる人も今や世界中からで、駐車場は激混みで、あやうくぶつけられそうになりました。

ハイシーズンは自家用車の乗り入れ自体が禁止されます。

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復路はチャリで走ってみます。

砂利道は時々自動車が行き交いますが、クマ注意の場所だったりします。

「朝晩の薄暮時と霧のかかる日は要注意」って、この日は霧の濃い日だったんですが。

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無事、ウトロの自然センターで回収してもらいます。

18㎞を1時間でしたが、自転車で走ると達成感が高いですね。

2019年6月23日 (日)

能取湖口

毎週一回は走るようにして、血液の循環とか基礎代謝が良くなったような感じがします。

薄着でも寒くないのは気温のせいばかりでもないかも。

走ったあとに肩が二、三日痛いのですが、まだサドルとハンドルの高さ調整が完全じゃないようです。

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パンクしたらどうしようとかいろいろ器具を最初持ってったのですが、ダメなら迎えに来てもらおうということで荷物がどんどん軽くなって、走りやすくなります。

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今回は能取湖の河口を目指しました。

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34年前の夏休みに日本の最果ての地と思って地図で見当をつけて目指したのがここでした。

あのころは人跡未踏の場所だと思っていたのですが。

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自転車は音もなく進むので、かなり接近してからキタキツネがびっくりして逃げていきます。

クマさんが怖いので見通しの悪いところではチリンチリン鳴らして進みます。

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湖口は防波堤が伸びています。

湖畔とはいえ能取湖は汽水湖なので、イザというときは津波もあるかもと8年前から覚悟はしていますが、波の入り口はかなり狭いようです。

油断は、禁物ですが。

大雪の日だと厳しいかもしれませんが、グラッと来たら、とにかく3匹の犬を放してから車にのって(載せて?)自宅横の砂利道を駆け上ろうということになっています。

海抜はほぼゼロメートルなので、できることはそれぐらいしかありません。

いざというときのシミュレーションは頭の中でときどきやってます。

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帰り道。

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大きなトリがいました。こっちに反応して集まってます。

エミューです。

2019年6月16日 (日)

出荷

この日は早朝からkinnが車に乗って津別へ行商に出かけました。

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でも嘉多山のお店はやってますので、自転車で出荷してきました。

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発泡箱にプリンとケーキ、バッグにたまごを入れて出発です。

これで自転車代は今年の経費計上できそうですね。(冗談です)

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よいしょ、よいしょ。

車だと片道10~15分くらいなんですが。

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出穂しました小麦畑。

丘の上は見晴らしがよいのですが、南風が強くてつらいです。

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何度かのアップダウンを乗り越えてもうひといき。

いつもだとアクセル吹かしてスイスイなんですけどね。

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無事に開店前にたどり着きました。

いつもの3倍の時間がかかりましたが、ホッとしました。額に汗がにじんでます。

「えー、自転車で来たの」

イチゴの出荷にきた農家のお母さんに驚かれて少しいい気分です。

ごほうびにイチゴのお裾分けをいただきました。ありがとうございます。

網走端野線沿いの 「グリーンヒル、905」 で土日だけシフォンケーキとプリンを置かせてもらってます。

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そんな目で見られても君は連れて行けないのよ。

2019年6月15日 (土)

峠越え

いよいよ嘉多山の峠を越えて北見まで走ってみることにします。

車で1時間ですから60キロ。

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最近、網走は熊があちこち出没してます。

こわいので脇道は走りません。

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丸山公園。すてきな東屋が建ってます。

作ってみたい。

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越歳駅逓跡。鉄道開通以前はここから網走湖に降りて舟を使っていたそうです。

むかしむかしの話です。

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無事に峠に到着。道路脇の小道を少し上ると、女満別の街を望めます。

トンビが気持ちよさそうに空を舞っていました。

荷物を減らし、自転車も最近のは軽くて、まあなんとかなるもんですね。

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鎖塚。

一年の突貫工事でこの道路の開通を目指したため多くの人が犠牲になりました。

その恩恵で気安く北見に通えています。

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緋牛内駅。

ハニ丸は元気ですか。

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端野町の川向(かわむかい)という集落には開拓当時の苦労を記録する石碑が建っています。

粒々辛苦 開墾ニ励ミ 幾度カノ凶作ニモ打チ勝チ

血ト汗ト涙デ今日ノ川向ガ拓カレタコトヲ忘レテハナラナイ 

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常呂川に出ました。 

サイクリングロードをのんびり走ります。

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昔すんでいた頃散歩でよく通った橋はまだ閉鎖中でした。

もう15年になりますか。

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北見駅に到着。

さいきん改装されてひろびろ、都会的な感じになってます。

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おや、こんなところにデゴイチ。

2019年6月 5日 (水)

登頂

暑かった日々が終わりようやく涼しくなってきました。

もう秋なのでしょうか。

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去年8月生まれのハナ子。

朝一番のたまごを拾いに行くと、ガーガー言いながら集まってきます。

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たぶん「朝ごはんまだなの、お腹空いてるんだけど」と言ってるんだと思います。

調子よく産んでくれてます。

午前中でさっさとたまごふきを終えて、正午出発で出かけます。

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初期不良の泥よけは自転車屋さんに入院してしっかり固定してもらいました。

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天気がよいのですがすがしい。

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網走川沿いの道。

車に乗っていると決して通りません。

風を感じながらゆったり走れます。

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網走市の最高峰、天都山登頂成功は午後2時30分。

207メートルだそうです。

まあ、なんとか。

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ご褒美に最近建て替えた流氷館へ。

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能取湖を眺めながら、あばしりピースたまごのカルボナーラをいただきます。

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ごちそうさまでした。

Café&restaurant 360 https://www.ryuhyokan.com/restaurant/

2019年4月14日 (日)

自転車旅行

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30年ぶりに自転車に乗ってます。

網走に住んで9年、久しぶりに行ってみたいところがたくさんあって、体力づくりも兼ねてます。

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でも車とちがってあんまり距離が稼げないんですね。一日30㎞がいいところ。

いずれは輪行しないとです。

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